手慣れた論理、手放し月へ。

丸々、2週間ほぼ家にいる。最初の1週間は家のことをやっていた。

何となくやりたいなと思っていたこと、トキロックにやって欲しいと言われたことを。

スーパームーンの日にLUNAというレコーディングシステム(DAWだけどDAWじゃないらしい)が無料でリリースされた。これを待ってたという訳ではないが、これを待っていたかのようにその日から最近録っていた曲の制作に拍車がかかった。LUNAは日本語の情報が殆どなく僕からすると物凄い早口の英語のチュートリアル動画を再生速度0.5倍速で見ながら(英語を聞き取れている訳ではない)1日はほぼ基本的な使い方を学ぶことで終わった。

そしてLogicというソフトでほぼ完成していた曲のデータを移し替え、MIXからすべてやり直すことにした。何故、そうしてしまったか? 慣れ親しんだ環境とこのタイミングでお別れしてみたくなったのである。

もちろんLUNAの方が優れているだろうことが沢山あるからUNIVERSAL AUDIOが満を持してリリースしている訳で、これからのアップデートにより進化していくことも楽しみではあるのだが、僕の理解力では現時点ではやり方がわからないことの方が多く、バグなのか、僕がたまたま押したキーが何らかのショートカットキーになっていて予期せぬ事態を招いているのか?謎なことが起きたりもしている。

それでいいのである、Logicだと簡単に出来ていたことが、LUNAでは出来ないというのが今の僕には必要火急な大事な要素であり、それはこれからどうなっていくかわからない世界と自分の暮らしに対しての免疫力となり得ると考えている。こじつけが激しさを増していることは承知であるが、それくらいありとあらゆる習慣に基づいた思考の回路を変えていく準備をしておかないととはどうしても思ってしまう現実が目の前にある。

日本政府のcovid-19への対応と同じように僕もLUNAを前に二転三転している。その対応や方法が合っているかどうかも六信四疑のまま制作を進めている。重みが違うのは、ここで駄作が出来ても自分が落ち込むだけで、誰も死なないしそもそも完成しなくても誰も困らないということがアーティストにとっては救いようのない救いである。とにかく、流倒木作品(作品というのはおこがましい)以外にもmothercoatの作品を作っているということはこれを見てくれてる稀有な人たちには伝えておきたい。

今今、立ち上がれないような人たちにも届くような作品になればと思ってます。


gigadylan

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