たとえば、ロシア人の。
先週、トキロックがニュースを見ながら不意に"white"はいいこと歌っていたねと言った。
次のアルバムに再録しないかなんてことを言うからそれどころではないと空返事を施した。
先日、オキシクリーンを使ってダイニングキッチンの床掃除をし始めたことから、どこをどう間違ったかmothercoatを始めた頃の音源を引っ張り出して聴いてみるという事態に発展した。
自分の才能を疑う余地を与えず、がむしゃらにわがままに自分から出てくる全てが正しいと勘違いしていたあの頃、ひたすら言いたいことややりたいことが怒涛のように浮かび続け、その全てを作品にしていたあの頃の自分はもういない。他人が作ったようにも思えるそれらの音源を聴きながら自分もいつ死ぬかわからないし、mothercoatの歴史として残しておきたいという気持ちが芽生えると共に我が家の財政事情と向き合いトキロックとの話し合いの末、浅はかではあるが今すぐ出来そうな一つの手立てとして"in coat"という当時、家に篭ってMTRで作ったミニアルバムをこのタイミングでBandcampにリマスタリングして販売することにしました。
15年前のSTAY HOME作品。
家で踊ったり、くつろいだり、愚痴ったり、物思いに耽ったりするのに最適な4曲。
当時のmothercoatを知ってる人は大いに懐かしんでください。
初めて聴く人にとってはどうだろな?ある意味、新鮮かもしれません。
今、それどころじゃないって人は少し肩の力抜いて深呼吸してください。
そして収入への不安が少ない方、
メルカリで売れそうなものを山のように持ってる方、
親の遺産が有り余って仕方ない方、
これから宝くじを当てようと思っている方、
課金購入してくれたら
僕らの今が助かります。
同時に音楽配信のサブスクリプションやってる方はmothercoatの音源もありますので
気が向いたらというか気を向けて貰って聴いてくれたらこれもまた幸い。
white
たとえば
ロシア人の着ている服が
必ずしも暖かいというわけではない
要は人柄である
たとえば
オランダの大地の風が
必ずしも強いというわけではない
要は土地柄である
遠い空の下というよりは
遠い地の上の空という方が
適切ではないだろうか
肉眼で捕らえた風を虫カゴに入れるボク
恥と言われる事柄に対して
ボクはまったくの無知で有る
gigadylan
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