曖昧発、希望行きのバスに揺られ。

覚えてることと言えば、手が震えるほど緊張しながら演奏し始めたこと、かつてなくよく喋ったこと、トキロックのベースの音がやけに良かったことくらいである。

2週間前の午後7時過ぎ。僕とトキロックは1年9ヶ月ぶりにmothercoatとして大阪は扇町Para-diceのステージに立っていた(正確には椅子に座っていた)。この日の目的はその時点ですでに達成されていた。僕らは約束の時間にそこにいれた。出来れば上手な演奏をしたいであるとか、お客さんが楽しんで帰ってくれたらいいなであるとかは、ただの欲であり今の僕にとっては目的ではなかった。それでも異常なほど緊張していたのは、僕が今だに欲深いからであった。


setlist

1.apple

2.安住の地

3.wednesday

4.clamcalm (New)

5.apollo (New)

6.paradise (New)


終演後、久々に会に来てくれた皆が優しく、おおいに甘えた。関西の人達だけでなく北海道や関東の方からもわざわざ観に来てくれた方もいたりして溜まりに溜まっていた"ありがとう"に更に当日追加された"ありがとう"が加わり、還元なき尽くされ三昧、ただただ感謝する感謝祭であった。

元メンバーのジュンペイも東京から仕事終わりでわざわざ来てくれた。あまり話は出来なかったが久々に顔を見れて嬉し恥ずかし夜行バス帰りであった。

Number girlの大阪公演終わりで駆けつけてくれたお馴染みの顔々も僕のお酒をより美味しくしてくれ、そのまま朝まで打ち上がった。


yohiacoさんとNeeUのヤスイさんが友達で西荻窪でカリーバーをやっているシューベルと繋がっていて、シューベルの話で盛り上がった。

かつてスタッフだったtsumacoの念によって集められた、初顔合わせの3アーティストによる奇怪なイベントは僕目線では大成功で幕を閉じた。tsumacoの全身全霊に感謝である。ありがとう!!!!

tsumacoはこのイベントをやると決めた時、これ私の生前葬ですからと言っていたが、終わったら次は生誕祭やりましょうと言っていた。もはやアラブの石油王族の発想であるが、皆、今と近しい未来を楽しむ為に生きるべきである。

予期せぬ事態や予期していても備えきれない出来事が起こったら遠慮がちにでも大袈裟にでも助けを求め、自分も他人も責める事なくその場とその時を精一杯あれれば、報われようが報われなかろうが、後悔は少なめになるような気がしています。


mothercoatの今後のこと、謙虚に妄想しています。またその事は今度。



gigadylan

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