夢が叶っている。

最近は晩御飯を食べながらAmazonプライム・ビデオで映画を良く観る。明確に観たいものがあるわけじゃないが、何となくその日の気分に合わせて選んで観てるのだが、途中で寝てしまったり、つまらなくて途中で観るのやめたり、観たけど記憶に残ってなかったりするものの方が多いのだけど(どんな作品も一生懸命作ってるのに申し訳ない)、たまに気分にバチっと合ってたり、ただただ素晴らしい映画に出会えたりもするのでやめられない。

あまり邦画な気分になることは少ないのだけれど、タイトルが気になって観た

”生きてるだけで、愛。" 


開始1分くらいでトキロックに「この女優さんの顔、ギガの好みでしょ?」と言われ

若い頃は顔の好みというのがわかりやすくあったように思うが、正直今はどんな顔にも愛嬌があることに気づいてしまってからはありとあらゆる顔が好ましく、明確にこの趣里さんの顔だけが自分の好みであるとは言い難いなと思ったものの映画を観ている最中にそんな好みの変化における壮大な話を持ち込むのは芳しくないなと思ったので「そうだね。」と答えた後に「俺はよぉ、お前のパグみたいな顔も結構好みだよ」と簡潔に付け加えた。(最近、二人の間で互いに俺、お前で呼び合うのが流行っている)

そんなことはどうでもいいのだが、実際にトキロックが解離性障害と鬱病を患っていた数年はこの映画に近い状態というかもっと大変だったのだが、二人してその時期を「大変だったなあ」と振り返れてる今が本当にその頃の日々を思うと夢のようである。ある意味、夢が叶ったのである。

夢が叶った今、僕自身はあまり多くを望まなくなった。豊かで贅沢な社会の中で暮らしていると”生きてるだけで、、、”とはなかなか思いづらいけれど、目の前に灯るほのかな灯りを消さないように、消えたらそっとつけれるくらいの欲望に沿って生きていくのが自分の身の丈に合ってる気がしている。


きっと僕は無理してきた。無理して何かをやり遂げることは嫌いではない、無理しながらも何かを成し遂げたり何かを守ったりすることはやって出来ないことではないし、そうすることで達成感や他人からの称賛を得れたりするので素晴らしい生き方であることは間違いないし僕もこれから無理して何かをやり遂げに向かうこともあるかもしれない。だけど、それは素晴らしい生き方の一つであって、全ての人に求めるべき生き方ではない。日本だけの問題ではないが日本の自殺率の高さは”生きてるだけでいい”と思ってはいけないような空気が至る所で漂ってる以上は相談窓口を多く設けたくらいではなかなか減らないのではとも僕は感じている。




生きていくって本当にそんなに難しく大変なことにしなければいけないのだろうか?


GD

0コメント

  • 1000 / 1000