さかれ、いざなわれ、こたえた。

天候と週末がハイタッチ。平成最後の桜がガッツボーズ。桜の花びらと共に乱舞する人、人、人。

これほどまでにチャラダサい表現を出来てしまうほど素晴らしいひと時に今日は触れることが出来た。

朝食を食べ終えた時点で昼に無性にケバブが食べたかった。催されていたさくら祭りの会場にいくつか出店があるとトキロックから聞いていた。が、ケバブ屋はなかった。が、桜は咲いていた。

深谷駅前の会場周辺では献血へのご協力の呼び掛けと明日に控えた埼玉県議会選挙演説の為訪れた共産党の立候補者の演説と高崎線遅延のアナウンスが入り乱れる中、子供達がダンボールで作った力士を大きなベニヤ板の土俵に縦横無尽に並べ、戦略もなければ勝利するコツも誰一人見出せないままひたむきにベニヤを叩き続けるというカオス相撲に花を咲かせていた。

僕らはそれを横目にサクラ色したロゼの甘酒(色以外どうロゼなのかはわからなかった)を飲みながら会場である神社でお参りした後、川沿いを桜に沿って散歩することにした。

もちろん木々のコンディションの違いによる咲き乱れ方の違いはあれど僕らを満足させることは今年の桜たちにとっては花びらの上で軽く躍らせるくらい容易すいことであった。


しかしながら視覚の満足だけでは腹を満たすことは出来なかったので、ケバブの代わりが必要であった。気がつけば時は多くの飲食店がランチタイムから休憩時間もしくはカフェタイムへと切り変わる

時間帯に入っていた。僕はモスバーガーか、バーガーキングを代替案として提案したが、トキロックは首を縦に振らなかった。食事に置いての明確なプランを失った時、トキロックと僕で数年がかりで編み出したとりあえずスーパーの弁当コーナーに行き値引きシールに導かれた上で明確に食べたくないと思わないものをチョイスするというプランを発動させることにした。そしてそれを持って今一度桜のたもとで食べるのは決して妥協ではなく、名案であるとさえ思えたのでコープさんに車を走らせた。そして僕らはトキロックチョイスのウニいくら巻4巻と僕チョイスのカニクリームコロッケ、ハンバーグ、オムライスのコンボプレートを膝の上に広げ先程とは異なる桜の下で食べた。そしてウニいくら巻8巻で良かったなと明確に思ったが口には出さなかった。



家に帰ってそろそろかなと思っていた庭のタラの芽がそろそろだったので今夜、天ぷらにして食べることにした。

ほとんどの事が何かのそろそろによっていざなわれそれに応えるように生かさせてもらっているだけかもしれない。自分の意思なんてものはビックリマンのシールのようなもので時にメインのように扱われたり重宝されたりすること(してしまうこと)もあるが結局はチョコのおまけなのである。

gigadylan 

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